THE WORK“THE FLAG” STORY

「外観と室内のギャップがすごい」
って言われますね。

住み始めてちょうど1年が経ちました。私たち自身も、最初は外観と室内のギャップに驚きましたね。ご近所の周りの家よりも低い高さ5mのBOXは、玄関も窓もなく、一体どうなってるの？という印象でしたが、中に入れば、天窓の空がすがすがしくて、最初の外観の印象とは逆に独特の開放感があり、いらっしゃるお客様や友人を毎回驚かせています（笑）。 5mの高さの壁は、いわゆる斜線規制に触れず、屋根を斜めにする必要がなく、完全に直方体のデザインになっているので、室内空間を有効に活かすことができるんです。家の中に、空が抜けた庭を取り込むという発想が、暮らしの新しい可能性のようなものを感じさせてくれましたね。

カーテンが、本当に要らないんです。

箱としての合理的な側面だけでなく、この家には、経年変化を楽しめるような上質な素材が使われていて、とても心地良い毎日が実現できています。室内の無垢のフローリングは杉の香りが心地良く、厚さが30mmもあって、しっかりとした印象ですね。NENGOさんはもともと被覆内装工事や断熱材を使った家づくりの専門家なので、住居のいわゆる温熱環境に関しては、安心して工事をお願いできました。 インテリアのデザインはMUJIのシンプルさと同じような、良い意味で整理されたものになっていて、毎日を心地よく過ごすことができます。また、外からの視線がちょうど気にならないように設計されているので、カーテンが要らないんですよ。これはなかなかすごいですよね。比較的リーズナブルな旗竿地を活用して、これだけの住みやすさや快適さを実現していただいたのは本当にありがたく、期待以上の楽しい毎日を過ごせています。